絵本とリンクの三色だんごづくりだよ~
「あかりをつけましょ ぼんぼりに
おはなをあげましょ もものはな~♪♪」
ご存じですよね?
ひな祭りの歌ですね。
では、これは?
そう、菱餅です。
では、この三色の意味は???
3月に近づいたある日、子供たちの大好きな絵本プログラムでは、ひな祭りにちなんだ絵本が何冊か登場しました。
まずは、この絵本。
菱餅の色の意味はもちろん、ひな祭りの歴史、風習、さまざまなことが、かこさとしさんのほのぼのとした絵とともに描かれています。
(かこさとし/文・絵、小峰書店/刊、2012年)
次に読んだ版画のすてきなこの絵本にも書かれていましたよ。
(野村たかあき/作、佼成出版社/刊、2015年)
この絵本には、ちらし寿司やうしお汁をつくる様子の前に、やはりひな祭りやひな人形についても書かれています。
「二十四節気の雨水(うすい)の日におひなさまを飾ると良縁に恵まれる」との言い伝えも。
「なるには學問堂」では昔ながらの暦の言葉も覚えてほしいとの思いから、二十四節気についても意識的に伝えています。
そのとてもいい例を見ることができました。
子供たちに訊いてみたら、ちょうど雨水の日におひなさまを飾ったおうちもありました。
おばあちゃまが飾られたようです。
あ、そうでした!
菱餅の色でしたね(^^;)
緑は、そう、草。緑の大地。
白は、その上に積もった雪。
そして、桃色は、雪が降ったあと咲く桃やお花の色です。
「せんせい、これ、順番も意味があるんだよねー?」
「あ、わかった!
緑の草に上に雪が積もってー、で、そこに桃色とかの花が咲く!」
絵を見ているあいだに気づいた子が何人もいて、
それはそれは、うれしそうに、得意そうに(笑)
言って、いえ、叫んでくれました(笑)
そのあとは、物語ものの絵本も。
(こいでやすこ/作、福音館書店/刊、1992年)
子供たちは物語が大好き。
見入って、聴き入って、一緒に体験しています。
このあとクイズ系の絵本もプラスして……
気がつけば、始まってから早40分近く。
結局1年生も夢中で最後まで聴いていました。
さて、この日の午後は「三色だんごづくり」をしましたヽ(^。^)ノ
「今日は何をつくるの~!?」
の声に、
「三色だんごだよ。菱餅と同じ色でね。何色だっけ?」
とたずねられるやいなや、
「みどりー!」
「しろー!」
「ももいろー!」
この日は白玉粉を使ってつくることにしました。
白はそのままですね。
緑はヨモギがまだ手に入らなかったので、抹茶の粉を。
桃色は食紅を少し加えて。
さて、お菓子作りの手順はいつも、
まずは材料を計ります。
お水を少しずつ入れて……
なじんだら(これはなかなか時間がかかった💦)
まるめます。
ここはみんなお得意!(^^)!
まるめながら……
「ねえねえ、緑は何の色だったっけ……?」と訊かれると、
「緑!」
「草!」
「緑の大地!」
「白は?」
「雪!」
「じゃ、桃色は?」
「桃の花!」
「お花!」
「桜!」
色を見て、手先を動かしながら、思い出します。
みんな、完璧ヽ(^。^)ノ
桃色は女子がつくりました。
うふふ、楽しそうです。
丸めて、
まんなかをへこませて……
できた!
白いのから茹でていきます。
あらら? 男子はなぜかお湯の前で元気なポーズ。
「茹でるぞー!」
「おー!」
緑色のも茹でて、どんどん茹で上がります。
冷水にとったものの水を切って、
並べて……
できました!
お椀だから、ちょっとわかりにくいけど、
順番は……
そう、緑、白、桃色、ですね。
黒みつときな粉をかけてもらいました。
おいしそう!
早く食べたい~!
いっただきま~す(*^^)v
とってもおいしくて、みんながお代わりしました。
知識は体験と一緒になると深く刻み込まれます。
国際人になっていくだろう子供たちが、
日本の行事や風習のすばらしいことをたくさん身につけてくれますように……
「なるには學問堂」ではそんな願いをもとに日々のプログラムをさまざまにリンクさせて、子供たちの印象、記憶に残るよう努めています。
それは、義務感からではなく、そうすることがスタッフにとってもとても楽しみなことだから。
こんな日々のなかで、子供たちの「天才(天賦の才能)の芽」、育ってきていると信じています。
「なるには學問堂」では、学年を問わず見学説明会を開催しています。
どうぞぜひ一度ご参加ください。
今後の見学説明会(無料プログラム体験DAY)の予定は以下のとおりです。
2025年度 新1年生
募集開始しました!
※夏休みコース受付開始!
※上記で日程の合わない方は
お子様とご一緒にご参加ください!
(お子様には「なるには体験」、保護者の方にはご説明をさせていただきます)