「ゲームをする時間が減りました」のわけは?
突然ですが、問題です。
下の写真にあるものはいったい何でしょう?
そして、子どもたちはこれをどのように使って遊ぶでしょう?
ちょっと難しいですね。
では、この写真ではどうでしょう。
そろそろわかられた方がいらっしゃるかもしれませんね。
そうです!
正解はコマ!
男の子はコマが大好き!
でも、ベイブレードのおもちゃは持ってこないお約束なので、他のものを回して遊びます。
割りばしで作ったコマや、車のタイヤを変形させたもの(1枚目の写真の2つです)など、
それらを回して、ぶつけあったり、どれがいちばん最後まで回っているか対決します。
なかには「こんなものまで!?」とみんなが驚くようなものを上手に回す子もいます。
コマや作戦によく聞き取れないくらい長~い名前をつけて、大きな声で言いながら回したり、
自分のコマが机から落ちないように息を吹きかけたり、
そんな相手方の様子をじっと見たり。
あんまり楽しいものだから、お母さまがお迎えにいらしても終わりたくないことも……
「ここでこうやって遊ぶようになってから、家でもいろんなものを回して遊んでいて、DSのゲームをする時間が減ったんですよ!」
とKくん(1年生)のお母さまから伺って、私たちもニッコリ。
デジタルの小さい枠のなかのゲームではなく、目の前にある実際のモノを操り、ほかの子とリアルな対決をする。
微妙な動き、振動、相手の様子……、いろんなことをからだ全体で感じる。
おもしろさ、うれしさ、くやしさ……、いろんな気持ちをたくさん感じる。
それを体験しているKくんは、一人でする手の中のゲームより自分をワクワクさせてくれるものに気づいたのかもしれません。
それは、安全な空間に、同じくらいの年齢の子供たちがいて、のびのび遊ぶことができるからこそ体験できること。
子供たちの遊びのなかにある「天才開花」の可能性を思いながら、今日も熱い対戦を眺めています。
冬休みも「なるには」で!
ゲームやテレビの冬休みも楽しいけれど、その時間を読書やお友達との対話、夢を広げることに充ててみませんか?