なるには将棋道場
水平思考、熱中力、礼儀作法
日本の伝統文化である将棋を通じて
考える力、自ら働く力、礼儀を学んでいきます。
なるにはでは毎週金の18:00~19:00まで、自由参加の将棋道場を開いております。
将棋の上達だけではなく、将棋を通じて子供たちに三つの力を養ってもらうことを主眼にしております。
水平思考 考える力
自分の将棋を見つめなおす。先を見通す目を養う。
将棋を通じて得られる思考力は現状を広い視野で把握する力、相手の気持ちに立って考え先を読む力、自分をみつめなおす力とさまざまです。
本道場ではとくに将棋の楽しさにふれながら先生と対話し、しぜんと自分自身の良いところ、悪いところを自省できる力を身につけられる道場を目指したいと思います。
熱中力(集中力) みずから、ひとりでに
無理強いはしません。やりたいと思う気持ちを大切に。
だれかに言われてやることについて発揮できる子どもたちの力は限られていますが、子どもたちが自ら熱中しはじめたときの意欲は無限大です。
当道場は将棋の勉強については子どもたちがやりたいだけやればいい。そんな自由さを大事にしています。
将棋で培った熱中力は、いずれ人生で大事なことにトライするとき、そのお子さんの大きな力になります。
やりたい!というひとりひとりの気持ちを引き出し、大切にしてあげるような道場にします。
礼儀作法
礼儀の大事さを認め、學ぶ。
将棋は日本の伝統文化であり、長い歴史を有している格式ある協議でもあります。本道場ではただしい挨拶の仕方、駒の並べ方・片づけ方をきちんと指導することで、礼儀作法の大事さを自然に学んでいただきます。
将棋を通じてたしかな礼儀作法を身に着けることができたなら、他の分野で何かを学習するときにも自然と立ち居ふるまいを考えるお子さんに育ってくれることでしょう。
将棋道場での嬉しいエピソード
昨年12月に始まった将棋道場。
日によって参加者が変わることはありますが、子供たちに大人気で、みんな心待ちにしています。
その将棋道場。
ある日、担当の先生が風邪でお休みのことがありました。
毎週土曜日に将棋会館の道場に通うほど将棋に燃えている2年生のHくん、
もちろん、「なるには」将棋道場を楽しみにしています。
なので、さぞやがっかりするだろうと先生たちの誰もが思ったし、
「これは、荒れるか~?💦💦」なんて声が聞こえたりもしました(^^;)
ところが!
将棋の先生がお休みであること、
そして、「Hくんが先生の代わりをしてくれない?」と
園長が伝えたら……
ニッコリ笑って、
見事に師範代を務めてくれました!
なるには先生にも指導しています。
見てください!
このキリリと結んだ口元。
真剣なまなざし。
お迎えにいらしたお母さまに、
将棋道場担当の先生がお休みだったことと
Hくんが師範代を務めてくれたことをお伝えし、
写真を見ていただきました。
すると、
「こんな表情、見たことありません!」
びっくりされるとともに、
とても喜んでおられました。
もちろん、「なるには」先生たちもみな感動していたことは言うまでもありません!(^^)!
Hくんの真剣なまなざしの中に、将棋への真剣な思いを垣間見させてもらった気がしました。
もともと彼の中にあった「天才」が花開いた瞬間、
いえ、まわりの大人が彼の中の「天才」に気づかせてもらった瞬間でした。
これからも、子供たちのそんな瞬間をしっかりとらえ、
親御さま方と共有させていただきます。